エリア情報

貝塚コ・デザイン区の対象エリア

「歴史があり、魅力的な建築・自然・文化資源が残されている」、「地域の衰退や空き家の増加に対して地域住民が問題意識を持ち活動している」、「地域内外から人が集まることができる」、このようなエリアを「貝塚コ・デザイン区」と位置づけます。

第一弾として、「水間街道（水間観音駅から水間寺までの旧道）周辺」を貝塚コ・デザイン区の対象エリアとし、エリア周辺に現存する空き家や空き店舗、遊休地の利活用を促進します。

紀州街道から分かれて貝塚市をほぼ東西に縦断する道路であり、近世は水間寺への参詣道、また木島谷地域と貝塚寺内町を結ぶ物資を運ぶための経済の要路でもありました。今も街道沿いには古い町並みが点在しており、また多くの道標や町石が残されており、かつてのにぎやかな往来の様子をしのばせています。

特に、水間観音駅から水間寺の間は、近木川の対岸に水間寺を見ることができ、近木川の井堰から農業用水として取ったきれいな水が街道横の水路を流れる風情ある通りです。秋祭りには、だんじりが曳行され、地域の営みが感じられます。

現状、道沿いには空き家や空き地が多く存在し、少し寂れた雰囲気も感じられますが、これらを活用して店舗やコミュニティスペースを整備することで、地域内外から人が集まる憩いの場に育てます。